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kaityo256/classical_mechanics

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この講義ノートについて

これは、大学の学部二年生もしくは三年生向けの解析力学の講義ノートとして書かれたものである。特に奇をてらった箇所はなく、一年生で学んだ力学の復習から始まり、ラグランジアン、ハミルトニアンから変分原理により運動が支配される様子を学ぶ。講義の目的は、変分原理により運動方程式が導かれること、運動方程式を解かずともラグランジアン、ハミルトニアンから運動の様子がわかることを理解し、量子力学であらわれるハミルトニアンの準備をすることである。

本書は、講義において板書をする前提で書かれている。したがって、式は原則として上から順番に書いていくことを想定しており、式番号はつけていない。また、必要があれば同じ数式を再掲している。解析力学は多自由度系でこそ真価を発揮するが、和記号が乱舞すると式変形の本質を追えなくなることを恐れて、なるべく一次元の物体の運動、すなわち一自由度系で議論するようにした。ただし、多変数の扱いが重要であると思われる箇所では多自由度系も扱う。図も、教員が黒板に書くことを想定している。以上のように、文字通り「講義ノート」として書かれた本書であるが、それ故に学生にもとっつきやすい形になっていると信じる。

なお、この講義ノートを元にした書籍が出版されている。

  • なぜ解析力学を学ぶのか
  • 式の見方について
  • 解析力学の概観
  • ベクトルとスカラー
  • 微分と偏微分
  • ベクトル解析
  • 全微分と内積
  • 余談:ダッシュかプライムか
  • ニュートン力学
  • 座標変換と運動方程式の共変性
  • 保存則
  • 余談:リンゴに働く力
  • 仕事
  • 拘束力と仮想変位
  • 仮想仕事の原理
  • 余談:雑草の名前
  • ダランベールの原理
  • ラグランジアンとハミルトンの原理
  • ラグランジアンと運動方程式
  • 余談:り歩きする格言たち
  • 汎関数微分
  • オイラー・ラグランジュ方程式
  • ラグランジュの未定乗数法
  • フェルマーの原理
  • 余談:最後に去るものからの手紙
  • ラグランジアン
  • 一般化座標と一般化速度
  • 点変換
  • 一般化運動量とハミルトニアン
  • ルジャンドル変換
  • 余談:双対変換
  • 位相空間
  • リュービルの定理
  • 余談:理論の正しさ
  • 正準変換
  • 母関数
  • ポアソン括弧
  • Lie代数
  • 三次元回転
  • 余談:サイコロの雌雄と生命の選択
  • ハミルトニアンと対称性
  • 微小正準変換とネーターの定理
  • 余談:全ては◯◯に過ぎない病
  • 外積と外微分
  • 微分形式とベクトル解析
  • 微分形式による正準方程式の表式
  • 余談:二次方程式は必要か
  • 古典力学と量子力学
  • 前期量子論
  • 演算子の交換関係
  • シュレーディンガー方程式
  • 教科書の読み方
  • 参考文献

ライセンス

Copyright (C) 2022–present Hiroshi Watanabe

この文章と絵(pptxファイルを含む)は、クリエイティブ・コモンズ 表示–非営利 4.0 国際(CC BY-NC 4.0)ライセンスのもとで提供する。

ライセンスの詳細は https://creativecommons.org/licenses/by-nc/4.0/ を参照のこと。